@lawyer.hiramatsu
- 2022年9月4日
建物賃貸借:賃貸人の修繕権と賃借人の受忍義務
今回は、以下のようなご質問について検討します。 私は、1棟の建物(複数の住戸)を所有し各住戸を賃貸しています。 101号室の賃借人から、「上から漏水している」という連絡がありました。私や賃貸管理会社は、上階(201号室)の配管等に原因があるのではないかと考え、201号室の...
@lawyer.hiramatsu
- 2022年6月5日
建物賃貸借:定期建物賃貸借契約について
今回は、定期建物賃貸借契約を締結する際の注意点について検討します。 定期建物賃貸借は、平成12年3月1日施行の「良質な賃貸住宅等の供給の促進に関する特別措置法」(平成11年法律第153号)に基づく借地借家法38条改正によって導入された制度です。そのため、まずは借地借家法38...
@lawyer.hiramatsu
- 2022年5月29日
建物賃貸借:更新事務手数料の支払義務について
今回は以下のような質問について検討します。 当社(賃貸人)は、個人(賃借人)との間で居住用の普通建物賃貸借契約を締結しています。契約期間を2年間とし、契約を更新する場合には、合意更新又は法定更新のいずれの場合においても、更新料として賃料の1か月分及び更新事務手数料として賃料...
@lawyer.hiramatsu
- 2022年5月15日
土地賃貸借:定期借地権(借地借家法22条~24条)について
今回は、借地借家法22条〜24条【※1】の規定に基づく借地権(広義の定期借地権)について確認します。 ■ はじめに 定期借地権の制度は、1992年8月1日施行の借地借家法により創設されました。その後、借地借家法の一部を改正する法律(2008年1月1日施行)により現在の内容【...
@lawyer.hiramatsu
- 2022年5月8日
土地賃貸借:普通借地権の存続期間と借地上の建物の建替えについて
今回は、普通借地権(以下、単に「借地権」といいます。)を前提として【※1】、借地権の存続期間や借地上の建物の建替えについて検討します。 はじめに旧借地法下で設定された借地権に適用される規律を確認します。 次に、借地権の存続期間について、「旧借地法下で設定された借地権」と「現...
@lawyer.hiramatsu
- 2022年5月1日
建物賃貸借:承諾転貸借における原賃貸借契約終了による賃貸人から転借人に対する建物明渡請求について
賃貸人(X)と賃借人(Y)との契約が普通建物賃貸借契約であることを前提に、賃借人(=転貸人)が賃貸人の承諾【※1】を得た上で第三者(=転借人)(Z)に建物を転貸している場合、XY間の賃貸借契約終了をもって、賃貸人(X)は転借人(Z)に対し建物明渡しを求めることができるでしょ...