@lawyer.hiramatsu
2024年9月8日
隣地建物所有者に対する目隠し設置請求(民法235条)について
今回は以下のような質問について検討します。 私(X)が居住する建物の宅地の隣に賃貸マンションが建築されました。そのマンションの窓やベランダから私の家の中を見られる気がします。私は、そのマンションの所有者(Y)に対し、目隠し等の設置を請求することができますか。 ■ はじめに...
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2024年4月6日
建物賃貸借契約の連帯保証人が死亡した場合の相続人の責任について
今回は、以下のような設例(以下「本件」といいます。)について検討します。 私(甲)は建物(住宅)の賃貸人です。2018年10月に、賃借人(Y)との間で建物賃貸借契約を締結しました。その賃貸借契約締結の際に、賃借人(Y)の債務について、連帯保証人(乙)と連帯保証契約を締結しま...
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2024年3月2日
マンション管理(区分所有法):共用部分である旨の登記のない規約共用部分について
2024年2月18日付けの記事においては、敷地権である旨の登記のない規約敷地について検討しました。 今回は、共用部分である旨の登記のない規約共用部分について、以下のような設例をもとに検討します。 私(X)は、マンションの一室(「本件建物」といいます。)を不動産競売による売却...
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2024年2月18日
マンション管理(区分所有法):敷地権である旨の登記のない規約敷地について
今回は、以下のような設例について検討します。 私(X)は、マンションの一室(「本件建物」といいます。)をAさんから購入し、所有権移転登記も完了しました。その際、マンションの敷地については全て敷地権の登記がなされていると思っていました。...
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2022年12月11日
共有不動産:共有者の中に所在等不明共有者がいる場合の不動産全体の譲渡について(令和5年4月施行の改正民法)
前回のご質問に関連した以下のようなご相談を検討します。 私(A)は、土地の共有持分(3分の1)を有しています。当該土地(本件土地)の共有者は私(A)とB及びCの合計3名(それぞれ持分3分の1)です。共有者のうち1名(C)は所在不明です。私(A)とBは色々と揉めていましたが、...
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2022年12月4日
共有不動産:所在等不明共有者の持分取得(令和5年4月施行の改正民法)
今回は、以下のようなご質問について検討します。 私(A)は、土地の共有持分(3分の1)を有しています。当該土地(本件土地)の共有者は私(A)とB及びCの合計3名(それぞれ持分3分の1)です。共有者のうち1名(C)は所在不明です。私(A)とBとの仲は悪く、様々なことで対立して...
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2022年1月16日
所有者不明建物管理命令・管理不全建物管理命令と区分所有建物との関係
前回は、令和5年4月1日に施行される「民法等の一部を改正する法律」(令和3年法律第24号)により改正される民法の条文を確認しました。 この改正により所有者不明建物管理命令(民法264条の8)や管理不全建物管理命令(民法264条の14)の規定が創設されました。...
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2022年1月9日
民法等の一部を改正する法律(令和3年法律第24号)の施行期日と改正後条文について
「民法等の一部を改正する法律」(令和3年法律第24号)が令和3年4月28日に公布され、同法附則第1条本文及び第2号の規定に基づく政令(「民法等の一部を改正する法律の施行期日を定める政令」)が令和3年12月27日に公布されました。...
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2021年11月28日
建物賃貸借契約の連帯保証人について
今回は、令和2年4月の改正民法(以下、単に「民法」といいます。)施行後に建物を賃貸する貸主の立場から、個人と連帯保証契約を締結する場合の注意点について検討します。 なお、「保証契約は、書面でしなければ、その効力が生じない。」(民法446条2項)という点は、改正前後で変わりま...